心臓血管外科 

    
    滋賀県初の心臓外科の試み

心臓外科 (僧帽弁閉鎖不全症 MR)

犬の僧帽弁閉鎖不全症は心疾患の中で最も多く、犬の死因につながる全ての病気の中で腫瘍に次いで多いとされています。

基本的にはお薬による内科治療となりますが、悪化の進行を遅らせることはできても「治す」ことはできません。

 

進行してしまうと薬の種類が増え、投与が大変になるだけでなく、最終的には肺水腫や腎不全に陥ってしまう可能性があり、多くの飼い主様がお悩みではないかと思います。

 

現在、動物の心臓外科手術を行う施設は全国に数カ所ありますが、滋賀の場合は山を越えて大阪や名古屋、遠くは関東での手術の選択肢しかありませんでした。

当院ではJACCT(動物心臓血管ケアチーム)と提携し、僧帽弁閉鎖不全症の手術を行うことが可能となりました。

術後良好に経過した患者さんは現在、手術前にあった咳や疲れやすいなどの症状がなくなり、元気に生活できています。

手術を受けた患者さん 

・チロちゃん

手術前は咳がとまらず、肺水腫も発症して一時期酸素室での集中治療が必要になり、具合の悪いチロちゃんを見て飼い主様も毎日不安な日々を過ごされていました。

手術が無事に終わった現在は何種類も飲んでいたお薬が一切必要なくなり、咳をすることもなくなりました。 

手術から3ヶ月後、元気にお誕生日を迎えることができました。 

血管外科 (PDA)

動脈管開存症とは、胎児の時に存在する動脈管という血管の異常による心臓奇形の1つです。

動脈管は胎児の時にしか使用しないため、通常は出生に伴って無くなってしまう血管です。

奇形によって出世後も存在(開存)してしまうと、全身に行くべき血液の一部が肺に戻ってしまうために、様々な臨床症状を引き起こしてしまいます。

 症状

無症状から運動不耐、咳、呼吸早拍など様々な症状が認められます。こうした症状が生後半年未満で現れる場合には、治療が行われない限り一年未満で命を落としてしまう可能性が高いといわれています。 

 治療

開存している動脈管に対して、カテーテル塞栓術または外科的結紮術による動脈管の閉鎖処置となります。また進行してしまっている場合には、閉鎖処置が禁忌となるため、決定的に有効な治療方法がないものの内科療法が選択されます。 

 

手術が成功すれば、一生涯を健康に過ごすことが出来るのです 

手術を受けた患者さん 

 

診察で心臓の雑音が聴取されました。検査をすると動脈管開存症(PDA)であることがわかりました。

3ヶ月齢と若いですが、頑張ってくれました。手術翌日から元気で食欲もあり、2日目に退院されました。 

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