シニア期のペットの飼い主さんへ 

     
    

夜鳴きや認知障害について

犬の認知症は、加齢に伴う脳の変化や栄養(代謝)状態の変化により起こることがわかっています。

認知症は、8歳を過ぎた頃より発症することが多いと言われていて、犬の高齢化がすすむについれて、その割合も増えています。

飼い主さんが認知症に気がついておられないケースもあります。毎日一緒に生活していると、日々の変化を見逃しやすく、ついつい年齢による自然な変化と思いがちです。

シニア期のペットの飼い主さんは当てはまる症状がないか、一度ペットの行動を観察してみてはいかがでしょうか。

 

    〜〜 セルフチェック表 〜〜

 □ 恐がりになった         □ 夜起きている時間が長い

 □ 飼い主を避けるようになった   □ よくアクビをしている

 □ よく吠えるようになった     □ 攻撃的になった 

 □ 昼間寝ていることが増えた    □ 部屋の隅で動けなくなることがある

 □ 撫でようとすると嫌がるようになった 

 

対策・できること

 ①脳や身体への刺激を増やす

 日々の生活の中に、刺激が少ない子ほど、認知症が進行するといわれています。刺激を増やしてイキイキとしたシニア生活を楽しみましょう。

 □ 散歩や日光浴に出かけて、お友達に会おう

 □ 散歩ルートに変化を加えてみる

 □ 新しいおもちゃを与えてみる

 □ マッサージやスキンシップをする

 □ 日中の運動量を増やしてみる

 

 ②生活環境を整える

 高齢になると、目が見えにくくなったり、筋肉量も落ちて、活動量も減ってきます。

 フードや水、トイレなど生活に必要なものを身近な場所に設置し直したり、弱った身体でも歩きやすいようにバリアフリーの環境を整えてあげましょう。

 □ 部屋の模様替えをしない(空間を認識しているので)

 □ 段差をなくす

 □ 足が滑らないようにマットなどを敷く

 □ 食べやすい高さに食器を置く

 □ 起き上がりやすいベッドを用意する

 

 ③栄養・薬物療法

 高齢の動物の脳で不足している栄養をサプリメントで補う方法があります。

 動物用にEPAやDHA、ARAなどの脂肪酸が配合されたサプリメントにより認知症の症状が緩和することがあります。

 

 

 副院長 認定総合臨床医

 福永恵太

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