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2020.07.10
整形外科症例紹介

尿道断裂・大腿骨骨折・骨盤骨折の仔猫

尿道断裂・大腿骨・骨盤骨折

仔猫 推定3〜4ヶ月齢 道にぐったりと踞っているところを保護されました。 ファーストドクターで尿道断裂・大腿骨・骨盤骨折のため、治療は困難であると判断されました。セカンドドクターより当院を紹介され来院されました。 当院へ来院日は受傷2日目となり、尿道断裂のため排尿が出来ない状態で、意識レベルも低く、血液検査で腎臓の値が高値を示し、緊急処置が必要な状況でした。 骨盤の複雑骨折により尿道の再建は難しいため、膀胱腹壁瘻術により排尿する処置をとりました。手術翌日に腎臓の値は正常範囲に改善し、一命を取り留めました。 しかし左右の骨盤骨折と大腿骨の骨折により歩行はできず、恥骨骨折のため排便も出来ないため、骨盤骨折・大腿骨骨折の手術も行いました。 手術直後より排便することができるようになり、手術翌日からゆっくり歩くことができるようになりました。 症例紹介へ戻る

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